「WordPress にはどれくらいの RAM が必要か」に唯一の答えはありません。トラフィック、プラグイン、キャッシュによって変わります。このガイドでは、払いすぎたり公開初日にクラッシュしたりしないよう、現実的な開始目安を紹介します。
トラフィック別の開始目安
| サイト | 1 日の訪問者数 | 推奨 VPS |
|---|---|---|
| 個人ブログ、ポートフォリオ | 最大 2,000 | 1 vCPU、1 〜 2 GB RAM |
| 小規模ビジネス、ニュースサイト | 2,000 〜 20,000 | 2 vCPU、4 GB RAM |
| WooCommerce ストア、会員制サイト | 10,000 以上 | 4 vCPU、8 GB RAM |
| 高トラフィックのパブリッシャー | 100,000 以上 | 専有 CPU、16 GB 以上、さらに CDN |
これらは目安であり、保証ではありません。適切にキャッシュされた 2 GB のサイトは、設定が不十分な 8 GB のサイトより優れた性能を出すことがよくあります。
実際にリソースを消費するもの
- PHP ワーカー。キャッシュされていないページビューごとに PHP プロセスが 1 つ使われ、RAM をおよそ 50 〜 150 MB 消費します。ワーカーが多いほど、同時に処理できる訪問者が増えます。
- データベース。MariaDB や MySQL はバッファプール用のメモリを必要とします。小規模なサイトなら 256 〜 512 MB で十分です。
- プラグイン。ページビルダー、バックアッププラグイン、セキュリティスキャナーは、サイトが遅くなる典型的な原因です。
- 画像。最適化されていない大きな画像は、ページを表示するたびに帯域幅と CPU を無駄にします。
最も安価で大きな高速化:キャッシュ
- ページキャッシュ(WP Super Cache のようなプラグインや Nginx FastCGI キャッシュ)は、ほとんどの訪問者に、PHP を一切使わず保存済みの HTML ファイルを返します。
- Redis を使ったオブジェクトキャッシュは、データベースの結果をメモリに保存します。
- OPcache はコンパイル済みの PHP をメモリに保持します。PHP に組み込まれているので、有効にしておくべきです。
- CDN は、訪問者に近いサーバーから画像やスクリプトを配信します。
NVMe ストレージが重要な理由
WordPress は多数の小さなファイルを読み込み、多数の小さなデータベースクエリを実行します。NVMe ディスクは、そうしたランダム読み取りを SATA SSD やハードディスクよりはるかに高速に処理し、ページ生成の速さとして直接現れます。当社が販売するすべてのプランで NVMe を使用しています。
ロケーションの選択
サーバーは、ほとんどの訪問者に近い場所に置きます。100 ms 離れた訪問者は、往復のたびに遅延を感じます。VPS のロケーションの選び方をご覧ください。
次のステップ
Nginx ガイドでスタックをインストールし、15 分のチェックリストで保護し、バックアップを自動化しましょう。